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パインニードルバスケット 基本編 百日紅くみ著
パインニードルバスケット 基本編 百日紅くみ著
Kumi's Pine Needle Basketry
くみのパインニードルバスケット
パインニードルバスケットはアメリカ
の工芸の一つで、19世紀末頃に作られ始めたという記録が残っています。
アメリカインディアンのバスケットと、黒人がアフリカから持ってきた
バスケット作り方を組み合わせて、
松葉を芯に使い、糸で渦巻き状に刺し、バスケットの形に仕上げる方法が作り
出されました。
初めは実用品として野菜や果物籠、
ランプシェード、トートバッグ、帽子
などが作られていました。
時代が経つにつれ、使用する糸も、
木綿糸、ラフィア、蝋引きリネン糸、
ナイロン糸などが使われるようになり
ました。現在は蝋引きリネン糸が主流
になっています。

パインニードルバスケットは松葉で作った籠と言う意味ですが、籠と言っても、お皿や籠の形から鉢のようなもの、
花瓶、壺、蓋付きの入れ物、取っ手
付きの物、最近はオブジェ等の不定形の物も作られています。
松葉も自然の色に加えて、染色されたものも使用されています。
バスケットを作る時にセンターとして
使われるものも、松葉そのもので作る
ものから、胡桃殻スライス、
貝殻スライス、ジェムストーン、
カボシャンセンター、そしてテネリフ
と増えています。
装飾効果を出すためにビーズ等も使用
されるようになってきています。
現在は実用よりも飾り用に作られているものがほとんどです。
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